カリフローレ

日本生まれのスティックカリフラワー。軟らかで、ほんのり甘く、可能性を感じる形はシェフに人気。 春まきもできるようになった。

特性

カリフラワーの常識を打ち破り、花軸の食味を追求し、スティック状に収穫できるように育種したカリフラワー。ユニークな形状、花蕾の白と花梗(軸)の緑のコントラストが鮮やかで、加熱すると透明感のある緑色となる美しさは、料理のインスピレーションを刺激すると、各界のシェフにも大人気。
草勢極強、黒腐病等病害に対しても強く栽培容易。定植後80日(秋まき)、65日(春まき)目安で収穫可能。1株から数十本のカリフローレが収穫できる。

栽培上の注意

定植前の苗には十分潅水し根鉢を崩さないようにする。
●秋作の注意点:
 花蕾の霜は、凍害・腐敗の原因となり、10℃以下で生育遅滞するので、トンネルや不織布の利用が効果的。霜よけは、外葉を数枚花蕾にかぶせる等も有効。
●春作の注意点:
 育苗〜初期生育期間に低温を回避するよう保温に留意。定植直後は保温のためにトンネル資材を利用し、初期生育が旺盛となるよう留意。

播き時期

春作(1〜3月まき)と夏作(高冷地4〜6月まき)、秋作(7〜8月まき)の三期まきが可能。

播種方法

種まき:9cmポットに3粒まき、本葉2〜3枚で間引き1本にし、本葉3〜4枚の若苗を定植する。

植え付け

株間:株間35cm、畝間60〜70cmに定植。夏は夕方に定植すると良い。しっかり灌水し活着を促す。 営利で定期的な薬剤散布等管理できる場合は株間30cmx畝間65cm、約5000株/10アールを目安。 株間は30cm程度と狭い方が花蕾の伸びが良い。

土壌条件

肥沃で水はけの良い土壌が良い。

肥料

成分量で元肥としてN15g、P20g、K15g/㎡。追肥としてN、K 5g/㎡ほど。良花蕾を収穫するためには外葉を大きく育てるのがポイント。

収穫

花軸が15〜20cmの長さで収穫適期。家庭菜園では下から摘み取り収穫も良いでしょう。直売所出荷の場合、房ごとに分けて穴あき包装資材に出荷用のシールを貼付けて梱包します。予冷は鮮度保持に効果的。

料理

生のままでも良いが、湯通しし、氷水で締めると色上がりが鮮やか。スティックサラダ、バーニャカウダ。ピクルス、煮炊き焼、揚げ相性が良い。