赤ひげ葱1枚目
赤ひげ葱の作型カレンダー
作型表を参考に貴地に合わせて栽培してください

赤ひげ葱

赤い軟白部が目を引く。独特風味と軟らかさのおいしい分けつ葱

特性

独特の風味と軟らかさがあり、5、6本に分げつする赤ねぎ。草丈はやや低く、土寄せと低温が軟白部を鮮かな赤紫色にする。すき焼き、煮物、生食(サラダ・薬味)などで美味しい。
葉先から葉身まで全体が軟らかく甘みがありおいしい。3-4月まき、5-6月定植11月頃から収穫の作型が作りやすくおすすめ。

栽培上の注意

ウィルス病に対してさほど強くはないので、苗床から収穫時期まで防除を徹底する。夏場の無理な管理はしない。●主要病害 黄斑病、べと病、黒斑病、さび病、小菌核病等。培土直前を重点防除とし耐性菌の発生回避する。●主要害虫 ネギアザミウマ7月中旬以降発生量多くなるので発生状況確認し防除する。

播き時期

種まきは3月から5月、定植6-8月の春まき、9月-10月に種まき翌年の4-5月に定植の秋まきが適期です。秋まきは早まきしすぎて大株で冬越しすると春先に抽たいの危険性があります。

播種方法

育苗時には株を太らせるため2,3回刈り込みし、鉛筆程度の太さの苗をつくるようにします。

植え付け

畝幅80cm程度に幅15cm、深さ20cmの植え溝の片側に仕上がりの株間10cm程度になるように並べ、根が隠れる程度に畝間の土をかけます。土の上にはわらなどでマルチし乾くのを防ぎます。7-8月に土寄せを行い、あわせて追肥を行います。その後1ヶ月ごとに2回程度土寄せを行います。

土壌条件

粘土質の畑で過度の土寄せは曲がりや生育不良の原因になります。真夏に土寄せするとネギへの負担が大きいので秋口から2-3回の土寄せでも大丈夫です。1回の土寄せは7-10cm程度とします。

肥料

元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も100g/平方メートル程度を与えよく混和します。追肥は30g/平方メートル程度土寄せ時に与えます。

収穫

小さいうちに葉ねぎとして収穫しても良いですが、草丈90-100cm、太さ2.5-3cmになります。定植時に1本だった葱が束になって収穫できます。春先に葱坊主を切り、分割した株を植え直せば再度収穫できます。

料理

赤い色味を生かしてサラダ、炒め物、鍋料理、焼き物等でおいしく食べられます。葉質が軟らかいのでぬたや焼き鳥などにもおすすめです。