果重2.5-3.0kgの黄皮・赤肉の小玉。
果形は長楕円形の枕型。果皮は美しい黄色に、若干濃い縞が細く入る。肉質はややしまり、シャリ感があり、切ったときの香りが強い。二人で食べきれるサイズです。
草勢はやや強く、着果しやすい。葉柄、葉脈も黄白色になるが、うどんこ病、炭疽病、ウィルスに強い。
4本仕立ての3〜4果採りに向く。日光に当て、葉が果実にかからないように玉をずらし着色させる。
低節位に着果すると、水分の少ない果実になるので注意する。雌花は全体に黄色がかっているが、死に花ではないのでそのまま交配する。果色が黄色の為か、カラスなどによる食害に遭いにくい。
タネをまくならば、
ハウス:1月上中旬頃〜
2重トンネル:2月上旬頃〜
トンネル:3月上旬頃〜
露地:4月上旬頃〜が目安。温度が高い方が作りやすい。
温度が低いと発芽しにくい注意する。
整枝は、勢いのある子づるを4本仕立て、3果着果させる。第1番果は、子づる20節以上に着果をさせる。雌花は全体に黄色がかっていますが、死花ではないのでそのまま交配をする。
畝幅・250〜270cm、株間60〜75cmに1株。梅雨明け後に向けて敷き藁しておくとよい。
日あたり良く、肥沃で水はけのよい土壌条件を好みます。晴れた日は、こまめに潅水を。
実がついて野球ボール(または拳)くらいの大きさになった頃に化成肥料で追肥を行います。肥料が効きすぎると「つるボケ」してしまいまうので注意。
収穫目安は、着果節の巻きひげが1/3枯れた頃、花落ちがやや窪む、積算気温900℃程度などが目安です。
赤い果肉と黄色いコントラストを生かしてカットすれば、おもてなしのデザートに。キンキンに冷やせば、シャリっとした食感を楽しめます。