ビステッカは、イタリア語でビーフステーキ。円筒形に切って、ステーキやバーベキューで楽しんでほしい。とろけるような肉質で、一般的なナスとは違った美味しさです。
光沢のある紫色の丸ナスで、着色むらが少なくつやつやと鮮やか。果実形状の揃いが良い。
収穫適期サイズは果重400g程度。
高温着果性に優れ、草勢強く、安定して継続的に収穫が可能。
肉質は緻密でなめらかで加熱すると柔らかく食味が良い。
適期サイズの400g程もしくややや小さめで収穫して樹に負担をかけないようにする。
春まきは加温して発芽育苗する。発芽〜育苗がちょっと難しいので中級。栽培自体は容易。
低温時播種では芽だしに加温が必要。発芽適温25〜35℃(昼夜変温が効果的)。芽切れしたタネをポットに播き、育苗中は昼25℃夜16℃程度確保できれば申し分ない。育苗期間は60日前後はかかるとみておくとよいでしょう。
プランターなら1株。
株間は予定する仕立て方により変わり、2本仕立てならば株間45cm前後。3〜4本仕立てならば65cmを目安に120cm前後の畝に1条植えとします。
日当たり、水はけよく、肥沃で深く根張りが可能な土壌が良い。
土づくりとして、1平方メートルあたり苦土石灰150〜200g、完熟堆肥を5リットル。元肥の低度化成肥料(N:P:K=8:8:8)を平方メートルあたり150〜180g全層施肥。
定植後1週間、十分活着したら1回目の追肥として低度化成肥料を40g程度与え中耕します。それ以降は、2週間ごと目安に、化成肥料を平方メートルあたり30〜40g、展開している葉先の下あたりに施し、覆土します。肥料切れと乾燥は、果実の太り、着果の良否に関わるので、追肥と灌水に留意します。
樹勢判断は、花のめしべの長さを見て判断し、めしべの柱頭がおしべより長い花が多ければ順調、短い花が多ければ、弱まっているので追肥を求めるサインです。
特に夏の地温を和らげるため、敷きわらやマルチングが有効です。
1番果は早めに収穫する。とり遅れの無いように適宜収穫します
名前の通り、まずはステーキやバーベキューで楽しんでみてほしい。夏野菜のおいしさを堪能頂けるとおもいます。