日本へは明治時代に入るも普及は道半ば。本品種は課題であった収穫歩留まり等の栽培特性や食味を大幅に改良した。
大玉に揃い、秀品率が高い。結球性が強く締りが良いのは草勢が強く、節間が程よく伸長し球の肥大がスムーズで変形が極めて少ないため。収穫個数はやや少ないものの、収穫しやすく、歩留まりがとてもよい。抽苔は遅く3月出荷が可能。
メキャベツは小粒で栄養がぎゅっとつまってキャベツよりも栄養価が高く、抗酸化力やビタミンCが豊富。アメリカでは常野菜となっており身近な野菜として取り入れやすい。
生育期間が長くとれるため暖地専用品種として使用する。
128穴セルトレイで25日前後育苗し定植。酷暑期の育苗なのでトレイ下の通風や灌水量に注意し、軟弱徒長を防ぐ。
株間は50㎝、条間80㎝。強風対策の為の土寄せ作業などの余地を確保する。
日当たり、水はけよく肥沃な土が良い。鉢植えは直径30㎝深さ30cm位の鉢に1株目安。
窒素成分で12g/㎡程度を元肥、定植10日後、茎の肥大が始まった頃に5g/㎡程度の追肥。追肥時には土寄せして倒伏を防ぐ。
収穫は、球の大きさが3㎝程度、10gを超えたものから3~4回に分けて収穫すると良い。
2~3分下ゆですれば冷凍可能で長期保存できて様々な調理に使える。サラダでほろ苦さを味わえる。シチューなどで煮込んでも美味。フライパンやグリルでメイン料理と一緒に焼いて、簡単に食べごたえのある一品が追加できる。