草姿は半開張性、草勢強く外葉の伸びよい中生種。
葉色は濃緑で外葉には若干ブルームが発生。結球葉は濃緑色で尻まで緑色が残る。
球はやや扁円球となり、1球重1.3-1.5kgによく揃い、定数詰めに最適。
葉質はやや軟らかく歯切れがあり、カット向け・お好み焼きに最適。
萎黄病抵抗性で、軟腐病・黒腐病・黒斑細菌病にも強く作りやすい。
12月〜1月上旬どり栽培はアントシアンが発生する場合があるので、生育後期まで草勢を保つよう肥効を確保する。
高冷地:3〜6月播き・7〜10月どり
一般地:1〜3月播き・6〜7月どり、7〜8月播き・11〜12月どり
暖地:1〜3月播き・6〜7月どり、7〜8月播き・11〜12月どり
9cmポットに5〜6粒まき、双葉が展開したら、生育の劣るものを間引き3本程度残し、本葉2枚で2本、本葉3〜4枚の時に1本立ちにし、本葉5〜6枚まで育てます。
夏まきで日当たりが強い場合は、寒冷紗の下で日よけするなどします。秋まきは、植え付けが遅れることの無いように順調に生育させます。
畝間55-60cm、株間33から35cmで10アールあたり4800-5500株が最適です。
植え付け前にポットに水を十分含ませ、土が崩れないようにする。植え付け後は水をたっぷり与え、活着を促します。夏の定植は、朝よりも夕方涼しくなってからの方が良いでしょう。
2年程度は、アブラナ科の植物を植えていない場所に植えた方が良いようです。土壌酸度pHは6〜6.5が目安。肥沃で日当たり水はけ、水持ちの良い土壌が望ましいでしょう。
1平方メートル当たり、苦土石灰は、120g、堆肥4〜5リットル。元肥として低度化成肥料(NPK888)150g(成分量で12g)を全層施肥します。
追肥は、生育中2回が目安。1回目は、苗が活着して半月ほどたった頃。 2回めは、芯葉が立って結球をし始める頃。それぞれ低度化成肥料を外葉の先端あたりに1平方メートル当たり60〜70g目安に施し、中耕、除草も兼ねて覆土します。畝の肩の土を削って株元に土寄せします。
玉の上部を押さえてみてしっかりしまったものから収穫します。
結球内部の葉質は、軟らかいのでお好み焼き、千切りサラダに最適