草姿は極立性、葉型は切れ込みが浅くきれいに入る剣葉種で、品質がよく、生食に適するF1種です。
葉は鮮緑色で光沢があり、アクやエグミが少なく、サラダにして味が良好です。
抽苔性は中位で、晩春、夏まきでは抽苔し易いが、秋から春まきまでは一般の青果栽培も可能です。サラダ用の栽培には、普通の青果栽培(通常、株間4から6cm)よりやや密植とします。
冬期はハウスやトンネル栽培とし、乾燥に注意して順調に生育させることが大切です。
種まきは8月から3月くらいまでが適期です。11月頃からはトンネルやガードマンでべた掛けなどをすると葉痛みせず良品が収穫できます。晩抽性の品種ではないので、春先から初夏にかけては大株になると抽たいの危険性があります。
直まきの場合、本葉1−2枚の時と3−4枚の時に間引きをして株間5-6cmになるようにします。
株間5-6cm条間15cmが標準です。大きくなったものから順次、間引き収穫します。ベビーリーフとしても利用できます。
排水の悪い畑の場合はやや高うねにしましょう。酸性に弱いので苦土石灰などを施用します。
元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も80-100g/平方メートル程度を与えよく混和します。
葉が20-25cmになれば大株として収穫できます。根元から引き抜きます。大きくなったものから順次間引き収穫します。
サラダ、炒め物、おひたしでおいしく食べられます。