ナムルとは、朝鮮料理の一。ゼンマイ・ホウレンソウなどのあえもの(大辞林)とされます。ホウレンソウは入手しやすく美味しいので食卓に欠かせない料理です。
本場で冬草(南海草、ポハン草、島草など)として出荷されているのと同系のホウレンソウ。ナムル好適期に収穫した食味は特別。
糖度が高く、葉質が厚めなので煮くずれにくく、常温でもしおれにくい。
ナムル用に収穫する場合は葉の長さが15cm程度になったら株元から収穫できる。秋播きの場合、低温では伸びにくいので春先まで畑に置いておける。
ナムル用に調理する場合は根を切り取り、株元に十字の切り込みを入れてゆでる。
寒くなりすぎてからタネをまくと、伸びが遅い。早め、早めに播くようにするとよい。
一般地8〜10月、2〜6月
90cmの平畝にばらまきする場合は、株間が20cm程度になるように均等にばらまく。
筋播きする場合は、1カ所2粒播き、株間20条間20cm。
肥沃で水持ち水はけの良い土壌が良い。
秋まきは元肥1回。成分量でN=15〜20、P=15〜20、K=15(g/平方メートル)堆肥、有機物資材の投入を徹底し、成分の半分以上は有機質肥料を使うとよい。
地際から鎌で刈り取ると早い。
冬どりは、根と株元が甘いのでしっかり楽しむとよい。
まずはホウレンソウのナムルを堪能してほしい。