夏野菜として近年需要が高まっているズッキーニ。
イタリア料理やフランス料理ではおなじみの野菜で、レストランで食べる機会も多い食材です。
トキタ種苗ではウイルス病に耐性がある「ゼルダシリーズ」、丸ズッキーニ「パリーノシリーズ」のほか、イタリアで人気のタイプを集めた品種も「グストイタリアシリーズ」で展開中です。
そんなズッキーニのおすすめ品種と作型別の栽培方法を詳しく解説していきます。
ゼルダシリーズは病気に強く、栽培しやすいのが特徴です。
各品種の詳しい特性はカタログや
栽培ガイドページ
をご覧ください。
果皮色は極濃緑色で、強風での茎の先折れの発生は殆どなく、葉、茎に刺の発生がないため非常に作業しやすいのが特徴です。
詳しい品種特性はこちらから
艶のある濃い黄色の果皮が特長で、草勢はゼルダ・ネロより強く生育します。
詳しい品種特性はこちらから
〇定植適期のポット苗
〇トレイでの育苗
〇定植の条間の目安
〇摘果後の草姿
〇順調な草勢の例
〇摘葉の切り取り箇所
〇雄花が開花する様子
〇収穫適期の目安(ゼルダ・ネロ)
×先細りの例
×収穫適期を過ぎて
大きくなった
ズッキーニ
×高温期の異常花の例
×収穫適期を過ぎて大きくなったズッキーニ
一般的に夏野菜として知られるズッキーニですが、暑すぎると正常な花芽分化が行われません。
その結果、果実の形状が悪くなる、先細りするなど、収穫に影響を及ぼします。(図参照)
高温期の栽培では温度管理をして生育適温をしっかり保つことが大切です。
また摘果や収穫せずに取り残した果実は大きくなるため、樹への大きな負担になり、その後の草勢の低下や果形の乱れ、着果不良に繋がります。(図参照)