カボチャ特集

品種特性、栽培方法を紹介します。

品種カタログ カボチャの品種を紹介します。

カボチャの品種選択チャート 収穫・後熟・貯蔵日数、大きさで用途別に適した品種を選択する。
品種
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お薦め用途
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果重
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着果後収穫日数
(積算温度)
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後熟日数
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貯蔵日数
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くり大将直売出荷。収穫直後からホクホク甘い。2kg45日(900℃)030
くり王子直売出荷。収穫直後からホクホク甘い。ちょうどいい大きさ。1.5kg45日(900℃)7〜1030
TSX-820業務加工用。果実が大きく多収。3kg50〜55日
(1000〜1100℃)
7〜1060
くり将軍ネオ青果、業務加工、貯蔵出荷。2kg50日(1000℃)7〜1060
くり将軍青果、業務加工、貯蔵出荷。2kg50日(1000℃)2090

栽培ガイド カボチャの栽培ポイントを紹介します。

「カボチャ」低温期の催芽処理(共通技術)

芽切れ

まずは、温度をかけて芽切れさせることが重要

低温期は、水分があるだけでは、発芽に必要な酵素が働くに十分な温度が得られない。芽切れしたタネを植えることで順調な育苗が可能になる。

1日目

数時間から半日程、種子を水に浸けて水分を吸水させる。(半日以上の浸漬は避ける)夜、ぬれたガーゼに種子を包み洗面器に入れ、使い終わった暖かいお風呂のお湯に浮かべる。

2日目

夜まで浮かべる。一度お風呂からはずして、 再度、使い終わった暖かいお風呂に浮かべる。

3日目

朝、種から根が見え始めた状態で播種する。

「カボチャ」育苗〜鉢上げ(共通技術)

育苗

低温期はハウス内温度に注意


ハウスの中央と両サイドで温度が異なり初期生育に影響がある。なるべく中央で育苗する。定植前は、7節位から確実に雌花を着生させるため温度が高くなりすぎないよう管理する。

カボチャの交配適期の草姿と適切な樹勢判断(共通技術)

交配適期の理想的な草姿

交配適期の草姿
開花節の葉の直径が30cm以上なので、着果させてよい。蔓先の角度が35〜40度、蔓の太さが人差し指より太く、開花節の先に3枚葉が展開しているので樹勢も適切。

適切な樹勢の様子

着花節の葉直径30cm越えたら着果させる。
着花節の葉の直径が30cmを越えたら着果させる。
葉が大きければ、連続して着果させて良い。
葉が大きければ、連続して着果させて良い。
追肥は、マルチから蔓先が出そうな頃に与える。春まきは子蔓2本・株間60cm条間3m目安。
追肥は、マルチから蔓先が出そうな頃に与える。春まきは子蔓2本・株間60cm条間3m目安。
追肥を絶やさず肥効を継続させ、茎葉を伸ばし、葉の大きさを30cm以上に保つ。
追肥を絶やさず肥効を継続させ、茎葉を伸ばし、葉の大きさを30cm以上に保つ。

栽培解説動画

くり将軍、くり大将などカボチャ栽培の育苗から生育途中の農薬に関する情報をまとめました 果実斑点細菌病、つる枯病、うどんこ病など。野菜の品種一覧